※こちらは2016年8月9日の記事に追記・再編集したものです。
格式高く、伝統的な雰囲気がとっても素敵な和装での結婚式。
和装で結婚式、披露宴をするカップルもどんどん増えています。
親族にも好印象の人気の和婚。せっかくなら和婚ならではの演出でゲストをもてなしてみませんか。
目次
ちらし寿司入刀
結婚式と言えばケーキ入刀。「二人の初めての共同作業」ともされ、結婚式に参加したゲストに幸せをおすそ分けするというものです。
切り分けたケーキはその後ゲストと一緒に食べられます。
ケーキ入刀のシーンは最高の写真撮影のタイミングです!
このときも和婚ならではの演出を考えてみましょう。
おすすめなのが、ちらし寿司入刀。最近は写真映えバツグンのちらし寿司ケーキというものがあります。
これを和婚に取り入れない手はありませんよね!
目にも鮮やかで可愛らしいちらし寿司をケーキ入刀に取り入れれば、写真も可愛らしく撮ってもらえることでしょう。
押し寿司なんかにしてみてもいいですね。また、大きな桃饅頭に入刀するという手も。
桃饅頭は中国ではお祝いの席でよく提供されます。日本でもおめでたいイメージがありますね。
桃饅頭はピンクとホワイトのグラデーションが可愛らしいので、こちらも写真映えしてくれますよ。
番傘で入場
和装ならではの使える小物が「番傘」。
そのまま普通に番傘をさして入場してももちろん伝統的でいいですが、ちょっと一工夫。
会場のドアが開いた瞬間、番傘を前に持ち顔を隠すように入場。
それだけでもかっこいいですが、ゲストに顔を見せたときにゲストも2度盛り上がりますね。
式の季節に合わせて、桜吹雪やもみじが降り注ぐ中を番傘で入場も、とってもスタイリッシュです。
日本の伝統を感じさせつつ、現代だからこそ改めておしゃれに映える和装と番傘は、インパクト抜群!
写真映えもするので、幻想的な写真が残せます。
会社の上司やご年配の親族から、友人まで年齢問わず幅広く愛される演出は好印象。
ゲストの記憶にもしっかり残りますよ。
素敵な入場でゲストの心をつかみましょう。
おめでたい席にぴったり!お餅つき
和婚ならではの演出として人気なのが、お餅つきです。
日本では古来よりお祝いの席では餅がつかれていました。
お餅は「望」の意味を持っている他、よく伸びるので「両家の縁が長く続く」という意味合いも込められている非常におめでたいものなのです。
「粘り強い夫婦になる」という願いも込められており、結婚式にはぴったりの演出と言えるでしょう。
また、プロによる演出で会場が盛り上がりますし、子どもから大人まで幅広いゲストが総出で参加することもできます。
最近はお餅つきをする機会が減っているので、その珍しさもあって非常に楽しい演出になります。
ついたお餅を振る舞うこともできるので、忘れがたい思い出になること間違いなしです。
カラフルな折り鶴シャワー
結婚式といえば「フラワーシャワー」が有名。
みんなで新郎新婦にお祝いの気持ちを込めてのフラワーシャワーは、とてもきれいで楽しいですよね。
そこで和装では、「フラワー」を「折り鶴」に変えてみんなにシャワーを楽しんでもらうのはいかがでしょうか。
いつもとはちょっと違う折り鶴シャワーは、ゲストも和婚の雰囲気を楽しめる演出に一役買うでしょう。
ここでのポイントは、和柄の折り紙を使うことで、さらにカラフルできれいな折り鶴シャワーにすることです。
折り鶴シャワーの準備は折り鶴をたくさん折るだけなので、受付で折り紙をゲストに配り、みんなに折ってもらい、一緒に演出を作っていくというのもいいでしょう。
簡単に作れるので、結婚式にハンドメイドを取り入れたい新郎新婦の方にもおすすめです。
鶴はおめでたい祝福の象徴でもあります。一生に一度の晴れの舞台にぴったりの演出になるでしょう。
お色直し中に和太鼓の生演奏
式も中盤に差し掛かり、いよいよお色直し…という場面もあるでしょう。
お色直しの中座の際は、新郎新婦の紹介も兼ねての「プロフィールムービー」をスクリーンで流すことが多いですが、みんなと一緒の演出はちょっと…という方や面白い演出でゲストにサプライズをしたい!という方には、和太鼓の生演奏をお色直し中にゲストに聴いてもらうというのはいかがでしょうか。
なかなか和太鼓の生演奏を聴く機会は少ないものですよね。
そんな中、最近では、結婚式に出張で生演奏をしてくれるプロの方々も、どんどん増えてきました。
迫力ある演奏と演出は生演奏ならですし、和太鼓の音色は和婚の雰囲気にぴったりです!
お色直しの時間はゲストにとって意外と長く感じるものです。
時間が経つのも忘れる生演奏を、ゲストに食事と一緒に楽しんでもらいましょう。
和婚版ブーケプルズ「扇渡しの儀」
和婚を行うときに気になるのが、ブーケプルズができないことです。
ブーケは洋風ならではのアイテムなので、和婚にはちょっと合いませんね。
しかし諦めることはありません。
和婚で取り入れられているのが、和風ブーケプルズにあたる「扇渡しの儀」です。
これは新婦の扇で行うブーケプルズです。
扇にリボンを結びつけてゲストに引いてもらい、見事扇を引き当てたゲストは幸せになれる、という演出です。
元々は「次の花嫁に扇を渡す」という意味を持たせた演出ですが、扇は末広と呼ばれる縁起物で「幸せのおすそ分け」という意味合いもあります。
そのため、既婚女性も一緒に参加してもいいかもしれません。
新しく登場した演出なので、ゲストに合わせてアレンジを加えて大丈夫でしょう。
落語家の司会
和婚の雰囲気に洋装をした司会はちょっと不釣り合いです。
そこで、落語家さんに着物を着てもらって司会をお願いするのはいかがでしょうか?
和婚と落語家さんの相性はぴったり!話し上手な落語家さんなら結婚式の空気も盛り上げてくれることでしょう。
落語が好きな中高年のゲストが多い結婚式ならゲストを退屈させず常に楽しませることもできますよね。
落語家さんに司会をお願いする際は、プロの司会の方に依頼するのと違いお礼の金額もこちらで考えなければなりません。
しかしプロの司会の方よりも若手の落語家さんの場合は、いくら話のプロと言えども劣る可能性がありますので少し抑え目に、
有名な落語家さんに依頼する場合は少し高めにお渡しするようにしましょう。
さらに司会の内容が素晴らしかった場合は、後日お礼をお渡しするなどの配慮も必要です。
和食の提供
せっかくの和婚ですから、お食事も和食を提供するとより雰囲気が高まりそうですね。
最近ではビュッフェ形式の結婚式も多いですが、そこでお寿司やお蕎麦などの和食を多めにしてみてはいかがでしょうか。
お蕎麦には細く長く伸びることから長寿祈願などの意味合いもあり、おめでたい席にはぴったり。
プロの職人による寿司を握るパフォーマンスなどがあるとよりゲストも喜んでくれることでしょう。
目の前で握りたてのお寿司を食べられるのは特別感もありますよね。
デザートにも和菓子を用意するとご高齢の方にも喜ばれることでしょう。
しかし、あんこが苦手な方やお子様のためにも、和食や和菓子以外を少しでも用意しておく配慮も忘れずに。
ゲスト受け抜群の鏡開き
鏡は円満を、開くは末広がりを意味し、昔からお祝いの場で行われる鏡開き。
結婚式では、新郎新婦の“未来を切り開く”ということからも縁起が良く、二人の出発を祝う気持ちや幸せと健康を願うという意味も込められます。
樽の蓋を割るときにはゲストの方にも掛け声で参加してもらえるので、見た目の華やかさはもちろん、会場の一体感もある演出です。
また、お色直し後の入場では、キャンドルサービスの代わりに各卓サイズの鏡開きもおすすめです。
縁起の良い鏡開きをゲストの近くで行い、幸せのおすそ分けを。
せっかく和婚ならではの演出をするなら、ゲストにも楽しんでもらえるものにしたいですよね。
小物アイテムも和風のものにすると統一感が出て◎
結婚式定番のアイテムにも和を取り入れると、統一感が出て雰囲気がさらに高まります。
◆リングピロー
神前式では、指輪交換は必ずやらなければならないものではありません。
しかし、最近の結婚式では恒例の儀式となっている指輪交換は、ゲストの中には見たいと思っている人もいるかも。
ぜひ素敵な和風のリングピローを用意して、披露宴の演出の一つとして取り入れてみてはいかがでしょうか。
◆ウェルカムボード
ゲストが会場で一番初めに目にするウェルカムスペースには、結婚式のテーマを表現すると雰囲気がグッと高まります。
ウェルカムボードも和風デザインのものにしてみるのはいかがでしょうか。
春は桜、秋は紅葉などと季節の花や植物を使ったり、和柄の素材を使ったりすると雰囲気が高まりますよ。
◆引き出物・プチギフト
ゲストへのプレゼントにも和のエッセンスを。
和食器やグラスなどの今後も長く使えるものから、有名店の和菓子など、選ぶのも楽しそうです。
また、披露宴の最後にゲストに渡すプチギフトも、和柄の包装紙で包むなど和風のラッピングにするのもおしゃれです。
まだまだ洋風の結婚式が多い中、特に若いゲストにとって純和風の結婚式は珍しく、新鮮な楽しみを与えてくれます。
一方、古き良き日本の伝統を感じられるので、年齢の高い層のゲストからのウケがよいのも和婚の良い点。
幅広い年齢層の方に喜んでもらえるのが和婚のポイントです。
ぜひ、和婚ならではでゲストも楽しめる演出を考えてみませんか?