抜群の開放感と、演出の自由度の高さで注目を集める「ガーデンウエディング」。
レストラン・ホテル・ゲストハウスなどの庭や、自然に囲まれた森や草原などの会場で行われる、屋外での結婚式のことです。
一般的な室内での結婚式と比べて圧倒的な開放感があり、緑に囲まれた挙式はフォトジェニックでSNSでも映えます。
ただし屋外での式になるので、気を付けなければいけないこともたくさん。
ここでは、ガーデンウエディングについて詳しく紹介します。
ガーデンウエディングのメリットとデメリット
ガーデンウエディングの一番のメリットは、壁や天井がない開放感と、太陽の光や清々しい外気を浴びる心地良さ。
緑が多い場所での挙式なら、花嫁のドレスの白と緑コントラストがとてもきれいで、新郎新婦・ゲスト双方にとって印象に残る式となるでしょう。
また、屋外ならではの演出ができるのも魅力の一つです。
一方デメリットとしては、やはり天候に大きく左右される、という点。
天気が悪いと会場を変更しなければならなかったり、急な雨で移動を余儀なくされることも。
その点を考えると、天気が良ければガーデンウエディングもできるゲストハウス、という選択肢もあります。
庭付きゲストハウスであれば、万が一の悪天候時にはサッと室内に移動でき、ゲストが雨に濡れる心配もしなくて済みます。
運よくお天気に祝福されれば、自然の光に照らされた花嫁は一層美しく輝くことでしょう。
衣装、装飾、お料理はどうする?
屋外を歩いて回るので、新郎新婦は歩きやすい衣装にしましょう。
特に新婦は、裾が長いタイプのドレスは汚れてしまう可能性が高くなるので、避けるのがベター。
足元がちらりと見えるくるぶし丈のドレスで、裾が広がるタイプなら軽やかな印象で芝生に合います。
ガーデンウエディング人気と共に、ひざ丈デザインのカジュアルなドレスも最近は増えてきています。
カラードレスを選ぶなら、薄いピンクやグリーンなどがキレイでおすすめ。
地面が土や芝生の会場なら、ピンヒールなどはやめて太めのヒールやぺたんこ靴でドレスに合うものを探しましょう。
和装でも問題ありませんが、ドレスよりも厚着で重いので、挙式の気温や体調によっては気分が悪くなってしまう可能性もあります。
和装でガーデンウエディングをしたい場合は、写真撮影などのやりたい演出を終えたら、ドレスに着替えることをおすすめします。
会場を彩る装飾は、レインボーカラーのバルーンや小物を使うとポップな印象。緑の多い会場なら白とブラウンのナチュラルテイストでまとめると落ち着いた雰囲気に。
場所に合わせてテーマカラーを決めて、小物や装飾の色を統一するのもきれいです。
お料理にガーデンウエディング特有のものというのはないですが、ビュッフェ形式の方がカジュアルで屋外向き。
バーベキュー形式を選ぶカップルもいます。また、デザートビュッフェは特にお子様や女性のゲストに喜ばれます。
ガーデンウエディングならではの素敵演出
ガーデンウエディングの最大の魅力は、室内ではできないさまざまな演出ができることです。
ここで、おすすめの演出をいくつかご紹介します。
●バルーンリリース
ゲストと新郎新婦全員でバルーンを飛ばす演出です。
青空にカラフルな風船を飛ばすと写真映えも最高。
風船にお世話になった故人への手紙を付けて飛ばす人もいるそう。
会場によってはバルーンリリースが禁止されているところもあるので、事前に確認しましょう。
●フラワーシャワー・バブルシャワー
ゲストが花びらを新郎新婦に振りかけてお祝いするフラワーシャワーは、室内の結婚式でもよく見られます。
ガーデンウエディングでおすすめなのは、花びらと合わせてシャボン玉を使ったバブルシャワー。
たくさんのシャボン玉は、可愛らしくも幻想的な雰囲気を演出してくれます。
シャボン玉をたくさん出してくれるバブルシャワー専用の機械があるので、それを使うと良いでしょう。
●ナイトウエディング
キャンドルや花火を使った演出が映えるのも、屋外ならでは。夜の暗さを逆手にとって、ロマンチックな演出をしましょう。
ゲストに花火やランタンを持ってもらって入場したり、明かりをうまく使うのがポイントです。
ガーデンウエディングの魅力は、なんといってもその自由度の高さにあります。
さらにワンランク上のナチュラル感を演出したいカップルには、数年前から大人気の「ラスティックウエディング」もおすすめです。
また、ごく親しいゲストのみを招待する少人数スタイルの挙式を希望するカップルにおすすめのガーデンウエディングプランもありますよ。
新郎新婦で意見を出しあって楽しみながら、一生の思い出となる挙式を実現してください。