人生いろいろ……結婚・家族もいろいろ……離婚率の増加とともに近年は再婚率が増えていますが、再婚カップルは結婚式や披露宴はどうしているのでしょう?
初婚の時と同じように盛大にお祝いしたくても、なんだか気まずさから遠慮がちになってしまう人が多いのでは?
ここでは、再婚カップルの結婚式事情やお悩み解決方をご紹介します。
再婚カップルは結婚式する? しない?
リクルートブライダル総研の「結婚総合意識調査2019(リクルートブライダル総研調べ)」によれば、再婚層の約6割がウエディングパーティを実施している、ということです。
人生の門出、おめでたいことには変わりないのですから、再婚だからといって、ことさら遠慮する必要はないでしょう。
新郎新婦のどちらかが初婚である場合は結婚式をするケースも多いようです。
特に新婦が初婚の場合は、新婦の親族から「花嫁姿が見たい」とリクエストされることも。
自分が再婚でもパートナーが初婚というときは、パートナーやその親族の意見にも耳を傾けるようにしましょう。
お互い再婚同士なら、挙式したいかどうかよく話し合うことです。
カップルだけではなく親族の意見も聞いて検討したほうが、結婚後の円満なお付き合いにつながりやすくなります。
お披露目・親族顔合わせの食事会を開いて、結婚式についてパートナーの親族の意見を聞いてみるのがベスト。
再婚でもお世話になった親族や友人・知人に報告する場を設けたいということで、親族やごく親しい人だけを招いて小規模な挙式をすることも多いようです。
「子供もいるし、挙式は控えておこう」という人もいるでしょう。
しかし、お子さんが参加できる演出を取り入れた結婚式なら、パートナーと家族になるという意識を持ってもらえ、結婚生活にプラスになるのではないでしょうか。
一番悩ましい! 再婚カップルのご祝儀問題
結婚式をすることに決めたはいいものの、再婚カップル最大のお悩みは「ご祝儀を二度もらっていいものか……」というものでしょう。
ご祝儀はお祝いの気持ちなので、二度目といえども遠慮することは無いのですが、気まずさを覚える人が多いようです。
そんな場合は会費制の挙式でゲストの出費を抑えましょう。招待状などでご祝儀は辞退する旨を伝えておけば、ゲストも気が楽です。
中にはそれでもご祝儀をくださるゲストがいるかもしれません。
そういう方には後日、お返しの品を送るのが良いでしょう。
ご祝儀を用意してくださるゲストには、挙式当日にお車代を用意しておく人もいます。
ゲストによって、後日自宅にお招きして食事会をしたり、お返しの品をもって挨拶に行くなど、お返しのかたちはいろいろ。
臨機応変な対応を心得ましょう。
再婚カップルのおすすめ演出・挙式スタイル
ご祝儀を辞退するということは、自分たちの負担が増えること。
ですが、できるだけ節約してゲストにも楽しんでもらえるようなおもてなしを一緒に考えれば、二人の絆も深まって一石二鳥です。
また、再婚カップルの結婚式で大事なことは、2人の希望だけで先走らずゲストと親族にきちんと配慮した式にすること。
再婚が増えたとはいえ、あまり良い顔をせず反対する親族がいることもあります。
初婚と同じような式にしてはいけないことは無いですが、ゲストが安心してお祝いできる式を心がけましょう。
ここでは、そうした再婚カップルに合った演出や挙式スタイルを紹介します。
●神前式
神社で行う神前式は古来、親族だけで行うもので、今でも親族しか入れない神社もあるほどです。
親族のみでの挙式を考えているなら、神前式を検討してみるといいでしょう。
神前式はしきたりがきっちりと決まっている神社が多いので、親族にきちんと感をアピールできますし、高齢の親族にも好評なことが多いようです。
また、一般的な式よりも低コストで済む傾向にあるので、挙式費用を抑えたい人にもおすすめ。
挙式後は近隣のレストランなどでゲストをもてなし、きちんと2人であいさつをしましょう。
●リゾートウェディング
少人数なら、家族・親族旅行もかねて、リゾートウェディングも良いですよ。
結婚式に参加してくれるゲストに旅行をプレゼントするようなイメージです。
式場をホテルにすればゲストの宿泊場所を探す手間も省けます。
予算に余裕のあるカップルなら、海外で挙式するとみんな喜んでくれるでしょう。
●リングボーイ・ガールなどお子さん参加型演出
お子さんがいる新郎新婦の場合は、お子さん参加型の演出を。
指輪交換の時に指輪をもって入場してもらうリングボーイ・ガールなどは、写真映えもゲスト受けもとても良いです。
お子さんにお願いする演出はいくつもバリエーションがあるので、こちらの記事を参考にしてください。
再婚だからといって結婚式を遠慮することはありません。
挙式をしたいならやったほうが良いですし、パートナーへの責任感もより強く自覚できるでしょう。
遠慮しすぎて「挙式しとけばよかった」と後悔することの無いよう、パートナー・親族としっかり話し合って決断してくださいね。