一生に一度の結婚式。人生で一番キレイな自分を演出できるよう、選び抜いたドレスを着て、完璧なメイクで挑みたいですよね。
ブライダルメイクといえば、プロのヘアメイクさんにお願いするのが一般的ですが、最近は結婚式に手作りのものを取り入れることが増えているので、「メイクも自分でしたい」と考えるプレ花嫁も増えています。
そこで、ブライダルメイクについて、プレ花嫁が準備すべきことについてまとめました。セルフメイク派も、プロにお任せ派も、準備を怠ることなく理想の結婚式を実現してください。
ブライダルメイクはセルフ? プロに依頼? 双方のメリット・デメリットとは
メイクについて具体的に検討するのは、衣装やアクセサリーなどが決まってから…ですが、全体的なバランスが大事なので、自分が目指したいイメージは早めに固めておきましょう。
イメージに近い雑誌の切り抜きや、画像などを集めておくのがおすすめです。
メイクを自分でやるかどうかですが、普段からあまりメイクをしない方は、プロにお任せしたほうが良いでしょう。
ブライダルメイクは、衣装やヘア、アクセサリーとのバランスを考えつつ汗や涙でも崩れにくい仕上がりにする、といったテクニックが必要になります。
ですので、それなりにメイクに慣れている方でないとセルフメイクは難しいです。
プロのメイクさんにお任せする場合、ヘアアレンジも含まれているでしょうから、全体のバランスを考えながらメイクしてくれます。
セルフメイクより写真映えしやすくなりますし、長時間崩れにくいようにもしてくれますよ。
デメリットはやはり、料金がかかること。
「だったら、自分で」と思うかもしれませんが、結婚式のプランによっては、ヘアメイクのサービスが含まれているものもあるので注意してください。
もう1つ考えられるデメリットは、自分好みのメイクをしてくれるとは限らないこと。
自分がなりたいイメージと、他の人が似合うと思うイメージは異なることが多いものです。
プロの方にお任せするにしても、自分がなりたいイメージをきちんと伝えて共有しなければいけないので、しっかり準備しなければ失敗してしまう可能性もあります。
セルフメイクのメリットは、低コストであることと、自分のなりたいイメージに近づけやすいという2点です。
ただし、セルフメイクでもメイク用品に凝りすぎて、新しいものをどんどん買ってしまい、気が付くとメイクさんにお願いできる金額を使ってしまったということもあるので、その点は注意しましょう。
セルフメイクにしても、プロにお任せするにしても、なりたいイメージをある程度固めておくことと、メイクのリハーサルをしておくことが大事です。
リハーサルは、親しい友人たちに見てもらって、どんどん意見をもらいましょう。
特に、結婚式を経験している友人のアドバイスは貴重です。
衣装に合わせたおすすめブライダルメイク ベース編
ブライダルメイクで最も大事なのが、ベース・肌づくりです。
たくさん写真を撮られるので、普段は簡単に済ませてしまう方でも、しっかりと肌づくりしましょう。
パウダーファンデより、カバー力のあるリキッドファンデの方がおすすめ。
下地とコンシーラーも使って、色むらや毛穴のない陶器肌を目指しましょう。
ドレスの場合はパールの入った下地やファンデも使って、適度なツヤ肌にするのがトレンドです。
和装の場合、これまで長い間マット肌仕上げが定番でしたが、最近は和装のバリエーションもかなり多彩になってきました。
和装に洋髪、などのスタイルも人気なので、着物でも敢えてややツヤ肌っぽくするのもアリです。
白無垢の場合は、水に溶いたおしろいを塗る「水化粧」をするのが古くからの日本の花嫁の風習です。
これはさすがにセルフメイクの経験のある女性はほとんどいないでしょうし、メイク道具もわざわざ専用のものを購入することになるので、ここはプロにお任せするのがベストでしょう。
ただし、お色直しでドレスに着替える方は一度水化粧を落として、メイクを一から直さなければいけなくなるので、最近では白無垢でも洋装と同じベースメイクを選ぶケースも増えています。
日本の伝統を重視するか、挙式のスムーズな流れを重視するか、そのあたりは個人の考えに合わせて決めていきましょう。
色打掛の場合は、はじめから洋装と同じベースメイクにしてもしっくり馴染みます。
洋装でも和装でも、ハイライトとシェーディングをうまく使って、メリハリのある顔立ちにすると写真写りもいっそう良くなります。
そして、忘れてはならないのがチーク!肌色に合わせたピンクを頬に薄く丸く入れれば、幸せオーラ満開の花嫁の出来上がりです。
衣装に合わせたおすすめブライダルメイク パーツ編
●眉
「顔が一番変わるのは、眉」と言われます。
ここ最近はナチュラルな太めの眉が主流ですが、ドレスでボサボサ眉だと少し野暮ったく見えてしまうかもしれません。
長すぎる眉は適度に長さをカットして、眉マスカラで形を整え、アイブロウペンシルで足りない部分を補うイメージでメイクしましょう。
髪の色が暗めの方は、髪色より少し明るめの色のアイブロウペンシルを選んだ方が垢抜けた印象になります。
ふだんは何もしないという方でも、眉毛を整えるだけで驚くほど顔が変わるので、挑戦してみてください。
●目元
和装でも洋装でも、まつ毛は濃く長く強調したいところ。
やりすぎない程度で、いつもより長めのエクステやつけまつ毛を付けましょう。
ナチュラルメイク派さんは、アイシャドウはいつもよりパールの多いブラウン系を選ぶと華やかな印象に。
アイラインもきちんと入れたほうが顔がキリっとなりますが、きつい印象が苦手な方はブラウンでアイラインを引けば、柔らかい印象になります。
白無垢の場合、パール控えめのブラウンアイシャドウにして、やや太めのアイラインを切れ長っぽく入れれば和風美人に。
華やかなドレス姿を披露したい方は、アイシャドウの色もちょっと冒険してみましょう。
クールに見せたい方は濃紺やグレー、かわいく見せたい方はピンクやオレンジ(ただし、はれぼったく見えない程度に)、上品に見せたい方は黄緑や水色、薄紫などを選ぶとよいでしょう。
色打掛やカラードレスの場合は、衣装の色をアイシャドウに取り入れるとおしゃれに見えます。アイラインは、切れ長に見せたい場合は目尻の方をやや長めに、かわいく見せたいときは目の中央部分をやや太めに。
●口元
白無垢を着る方は、マットな赤みリップが良いでしょう。
赤リップは抵抗感がある方もいるでしょうが、一言で赤リップといっても様々な色味の赤色があるので、必ず似合う色のものが見つかるはずです。
リハーサルまでに納得いくまで探してみてください。
また、マットな質感が古臭く見えて嫌だという方は、グロスを少し足して塗れたような質感にしてみても良いでしょう。
色打掛もマットな質感の口紅がおすすめですが、こちらは着物に使われている色の中から一色選んで合わせるとキレイに見えますよ。
ドレスの場合は、やはりドレスの色に合わせてコーディネートしたいところ。
今流行りの「イエベ」「ブルべ」のカラー診断を受けてみて、自分のカラータイプに合ったドレスとリップカラーを選ぶのもいいですね。
ただ、やはりウエディングシーンでは割と濃いめのカラーの方が華やかさを演出しやすく、写真映えもよくなる傾向が強いです。
「ブライダルメイクはいつものメイクよりも濃いめに」とよく言われますが、ナチュラルメイク派の方や普段メイクをしない方にとって、ばっちりメイクは自分じゃないみたいで違和感を感じることもあるでしょう。
要は、アクセサリーやヘアセット、ドレスとの「バランス」が大事なので、リハーサルで全体のスタイリングを確認しながら、自分にピッタリなメイクを見つけてください。