結婚式には様々なゲストが参列しますが、その中でも妊娠中のゲストには特別な気配りが必要です。
普段とは違う体調での結婚式への出席に、不安な気持ちを持つ妊婦ゲストもいるはずです。
そんな中出席してくれるゲストに、無理をせず安心して結婚式を楽しんでもらうために、新郎新婦が配慮してあげましょう。
妊婦ゲストが過ごしやすい環境を整える
まずは、妊婦さんに快適に結婚式を過ごしてもらうための環境を整えましょう。
男性や年配の方が多く来られる結婚式では、会場内を喫煙可能にしている場合も多いかもしれませんが、妊婦さんにとって煙草の副流煙は特に注意が必要です。
会場内は禁煙にして、別に喫煙スペースを設けるようにしましょう。
どうしても難しい場合は、喫煙するゲストのテーブルを固めて、妊婦さんが座るテーブルから一番遠くにする、妊婦さんがそのテーブルを通らなくても会場に出入りできるような位置にするといった工夫も必要です。
また、料理やお酒にも注意を。妊婦さんの体調によってはにおいがキツいものは食べられない可能性もあります。
妊婦さんの体調をあらかじめ確認しておき、特別なメニューを用意できるようにしておきましょう。
また、妊娠中はお酒を避けている妊婦さんがほとんどです。
間違ってお酒を提供しないようスタッフに伝えておく、ノンアルコールのドリンクを充実させておくといった工夫もおすすめです。
妊婦ゲストの席は移動しやすい場所に
おなかが大きい妊婦さんは、移動にも一苦労です。
そのため、あまりにも出入口から遠いテーブルの席にしてしまうと必要以上に体に負担をかけてしまう可能性があります。
できるだけ出入口から近いテーブル、また出入りしやすい位置に案内してあげましょう。
突然の体調不良にも対応できるように、お手洗いや出入口に近い場所を確保しておく必要もあります。
また、通路が狭いと妊婦さんが気を遣ってしまう、イスを引く動作が加わるということがあるので、テーブルとテーブルの間にはしっかりと余裕を持たせましょう。
お色直しなど移動のときも、できるだけ妊婦さんのすぐそばを通らないようなルートにしておくとさらに親切です。
会場が駅から遠い場合はお車代は必須!
遠方から出席してくれるゲストにはお車代を出すのがマナーではありますが、妊婦さんへのお車代も忘れないようにしましょう。
特に、駅から遠い場合は、妊婦さんが式場まで無理せず来られるように必ずお車代を用意しておきましょう。
また、結婚式の帰りに妊婦さんがタクシーを拾わなくてもいいように、あらかじめ式場にタクシーを手配しておくのもおすすめです。
大変な中結婚式に来てくれた妊婦さんが少しでも快適に過ごせるように、万全の準備を行っておきましょう。
その他にも事前に用意できることはないか、実際に過去に妊娠中に結婚式に出席した人の声や、妊婦さん本人に困っていることがないかを聞いておくのもおすすめです。