一生ものだから知っておきたい、結婚指輪の素材やデザインの選び方

  • Tweet
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る
結婚指輪

結婚指輪は一生添い遂げるパートナーの分身のようなもの。

ずっと身に着けるものだからこそ、品質やデザインにはとことんこだわって、後悔しないように選びたいですよね。

そこで今回は、結婚指輪を選ぶときに知っておきたい素材やデザイン、値段などについて解説していきます。

結婚指輪の選び方① 結婚指輪に使われる素材の特徴

結婚指輪素材

まずは、結婚指輪に使われる素材の特徴を簡単にご紹介します。

1.プラチナ

結婚指輪の素材で一番ポピュラーなのがプラチナでしょう。

加工しても腐食・変色しにくく、お風呂や温泉に入っても変色しにくいのが特徴です。

ただし、プラチナは柔らかい素材なので、純度が高いと傷つきやすくなります。

また、純粋なプラチナであれば、金属アレルギーを起こしにくいとも言われています。

プラチナをアクセサリーにする時は、パラジウムやイリジウムといった別の素材を配合していることが多いので、金属アレルギーが気になる人は配合素材には注意が必要です。

2.ゴールド

次に人気のゴールドも、配合素材によって特徴が異なってきます。

女性に人気のピンクゴールドは、金に銅と銀を配合したもので、強度は強いです。

ただし変色しやすいため、家事をするときや温泉に入るときは外したほうが良いでしょう。

イエローゴールドも金に銅と銀を混ぜたものですが、それぞれの比率が異なり、明るくカジュアルな印象の金色になっています。

また、金にパラジウムを混ぜたものが主流のホワイトゴールドは、ピンクゴールドやイエローゴールドよりお値段が高めのことが多いです。

長い間身に着けていると変色する可能性がある一方、強度が強いという特徴があります。

ゴールドも金属アレルギーが起きにくい金属ですが、パラジウムや銅などの配合には気をつけたほうが良い素材です。

純金(24K)なら大丈夫だといわれていますが、柔らかいので結婚指輪をずっと身に着けておきたい人にはどちらかというと不向きです。

3.ジルコニウム

軽くて強度が強く、金属アレルギーも起きにくい、と最近人気なのがジルコニウムです。

ジルコニウムそのものは銀白色ですが、酸化皮膜で着色するものが多く、カラーバリエーションが豊富で色が長持ちするという利点もあります。

価格はゴールドやプラチナよりも安めなのですが、加工が難しいため加工費が高くなります。

そのため、デザインが限られてくるのと、他の素材よりも取扱店が少ないようです。

4.パラジウム

プラチナの合金に配合されることが多いパラジウムですが、軽くて高強度で、価格も安いため、メインの素材として結婚指輪に選ぶ人が増えています。

ただし、パラジウムは金属アレルギーを起こしやすいといわれているので、注意が必要です。
 
 
その他にも、チタンやステンレス、タンタルなどがあり、金属だけでなく木製や天然石製の珍しい結婚指輪もあります。

結婚指輪の選び方② 自分達にベストな素材の選び方とは

結婚指輪イメージ

では、先ほどご紹介した中からどうやって自分たちに合った素材を選ぶとよいのでしょうか。

まず一番大事なことは、金属アレルギーを引き起こさない素材であることです。

金属アレルギーは、金属製のものを身に着けている部分がかゆみや熱を帯びたり、湿疹のようなものができたりする症状が出て、一度発症するとなかなか完治しないといわれています。

一般的に、金属アレルギーを引き起こしやすい素材は、ニッケル、パラジウム、銅など。引き起こしにくい素材は金、プラチナ、チタン、ジルコニウムといわれています。

しかし、金属アレルギーを100%引き起こさない素材は存在しないことや、体質によって突然金属アレルギーを発症することがあるということは覚えておいてください。

心配な人は、結婚指輪を選ぶ前に金属アレルギーのパッチテストをすることもおすすめです。

次に、自分たちの好みやライフスタイルに合わせて素材を選びましょう。

日常生活で結婚指輪をつけたままにしたい人は、強度があり変色しにくい素材のものを選ぶと良いでしょう。

具体的には、チタン、ジルコニウムなどがおすすめです。

指輪の強度や変色が心配な人は、汚れたり汗をかいたりした時はこまめに指輪を拭く、水を使う家事をする時や温泉やプールなどに入る時は外す、といったことを心がけてください。

また、結婚指輪は特別な時だけに着けて、普段はしまっておきたいという人にはどの素材でもOKですが、しまうときは汚れを拭いてきれいにしてからしまいましょう。

結婚指輪の選び方③ 一番の悩みどころ、デザインの選び方

結婚指輪デザイン

結婚指輪を選ぶときに一番迷うのは、やはりデザインではないでしょうか。

結婚指輪のデザインには、大きく分けてストレート、ウェーブ(S字、V字)、エタニティの3つがあります。

ダイヤモンドを1粒あしらったソリティアタイプを婚約指輪にして、結婚指輪はこの3つの中から選ぶパターンが多いようです。

ストレートは、男性からの人気も高い最もシンプルなデザイン。

ファッションやシーンを選ばず、ビジネスの場でも違和感なくつけられます。

女性にとっては少しもの足りないかもしれませんが、宝石をあしらうなど好みの加工や装飾を加えれば愛着が増します。

ウェーブは、波打ったような緩やかなカーブが特徴で、「指が細く見える」と女性に人気です。

S字型とV字型があり、S字型は繊細な丸みのあるラインが女性らしく、V字型は尖っている分かっこいい印象を与えます。

どちらかというと女性らしいデザインだけに、男性はちょっと抵抗がある人もいるようなので、ペアにしたい場合は話し合って選ぶことをおすすめします。

エタニティは、リングの周りをダイヤモンドが囲んでいるもの。お値段は高めですが、その分華やかで目を引きます。

ですが、シチュエーションによってはその華やかさが少し目立ちすぎてしまうこともあるようです。

結婚指輪のデザインを選ぶときは、それぞれが好みのものを選ぶことも大事ですが、今後何十年もつけ続けるということも忘れないようにしたいものです。

結婚指輪の選び方④ 値段やブランドからも考える

お金イメージ

素材やデザインの他に、値段やブランドも大事な要素です。

値段については、「ゼクシィ結婚トレンド調査2019」によれば、2人分の結婚指輪の購入金額は「20~25万円未満」と答える層が一番多く、新郎新婦の指輪の値段はそれぞれ「10~12万円未満」が一番多いという結果でした。

また、新婦の方の指輪を少し高めのものにするというのもトレンドのようです。

予算は人それぞれですが、一般的な目安として参考にしてみてくださいね。

また、同調査の「結婚指輪を決定する際の重視点(複数回答可)」では、「デザイン」が92%で最も高く、「価格」が48%、「素材」が35%、「品質」が32%、「ブランド」が29%でした。

意外にも、どこのブランドのものかということよりも、デザインを重視して指輪を選ぶ人が多いようですね。

しかし、ブランドのものには独自のデザインがあります。

「結婚指輪は絶対にティファニー!」と、ブランドありきで決めるという人もきっといるでしょう。

気に入ったデザインを見つけたら、少し値段が張ってもそのブランドに決めた方が後悔がないかもしれません。

素材やデザイン、値段などをよく考えたうえで、二人にぴったりの結婚指輪を見つけてくださいね。

  • Tweet
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。