
入籍日は、決め方に特別なルールはなく、結婚する当人同士で自由に決められるものです。
特別な日となる入籍日の決め方のヒントをいくつかご紹介します。
入籍日の決め方1:縁起の良い日柄
六曜の「大安」の日を入籍日に選ぶカップルはやはり多いようです。
「六曜」とは、暦に記載されるその日の吉凶や運勢などの事項「暦注」の一つで、カレンダーや手帳などにもよく記載されています。
大安の日は終日吉日なので、入籍だけでなく、出生届の提出や引っ越しなどの新しいことを始めるタイミングにもこの日が選ばれることが多いです。
また、「天赦日」という、大安よりもさらに良い日柄もあります。
天赦日は、日本の暦の上で最高の吉日とされる日です。大安の日は1か月に何度かありますが、天赦日は1年に数回しかありません。
また、結婚や結納などの慶事に良い日とされているため、入籍にはさらに良い日柄だといえますね。
もちろん、今ご紹介した大安や天赦日に入籍しなければいけないという決まりはありません。
しかし、中には「結婚は大安の日でないと」などという考え方の人もいます。
両親や親族など、近しい間柄の人には前もって意見を聞いておくのも大切です。
入籍日の決め方2:語呂合わせ
他にも縁起を担ぐ意味で、語呂合わせの良い日を選ぶパターンもあります。
11月22日「いい夫婦の日」は有名ですが、その他にも、
●5月29日「幸福の日」
●8月10日「ハートの日」
●10月8日「永遠(とわ)の日」
など、幸せを表す語呂合わせの日はいろいろあります。調べてみるとおもしろいかもしれません。
また、同じ数字が続くゾロ目の日付も覚えやすいですね。
中でも3月3日のひな祭りや7月7日の七夕など、行事ごとが絡む日なら、さらにおめでたい雰囲気を感じられるのではないでしょうか。
入籍日の決め方3:二人の記念日
縁起担ぎ以外では、二人の記念日を入籍日にするのも素敵です。
できるだけ覚えやすく、忘れにくいという点でもメリットがあります。
●付き合い始めた日
●初めてデートをした日
●初めて旅行に行った日
●プロポーズされた日
など、思い入れのある日を選ぶと良いですね。
また、「思い出の日を一つにしたい」と、挙式当日に入籍をするカップルも少なくないようです。
婚姻届の提出は、役所で365日24時間いつでも受け付けているので、入籍日は自由に決められます。
ただし、入籍日とは婚姻届を提出し受理された日のことです。
そのため、婚姻届に記入漏れやミスがないように気をつけなければいけません。
特に夜間や休日に婚姻届を出す場合は、訂正が翌日や週明けの対応になってしまい、当日受理したことにならないので、せっかく考えた入籍日がずれてしまわないように、提出前には必ず確認をするようにしましょう。